人が太る理由は、消費カロリーより、体内に取り込む摂取カロリーの方が多いからです。使ったカロリーより食べたカロリーの方が多いと太るのです。摂取しても使わずに余ったカロリーは、そのまま脂肪として体内のお腹、太ももあたりに蓄えられます。そのため太るのです。それでは、このカロリーとはいったい何でしょうか。エネルギー量をカロリーと呼ぶのですが、食べた物から糖質、たんぱく質、脂質を燃やしてエネルギーを得ることが出来ます。人は、そのエネルギーを使って生命の維持をします。その生命維持のためのエネルギー量のことをカロリーと呼びます。
このカロリーをうまくコントロールできれば太ることもないわけです。消費カロリーを摂取カロリーより多くすればよいということになります。食事制限をして摂取するカロリー量を減らしながら、運動をして消費するカロリー量を増やすこと。これがダイエットの基本です。人が一日に必要な最低カロリー量は、大よそ1200Kcalです。最低でもこれだけのカロリーを維持していれば死ぬことはないということです。実際人は、歩いたり、運動したり、仕事をしたりと、色々な行動をしているので実際にはもっと多くのカロリーを消費しています。個人差はありますが、人の一日の消費カロリーは、体重(キログラム)×30で求められます。体重が50キログラムの人は、60×30=1800Kcalを1日で消費するので、それ以上のカロリーを摂取すると太り、それ以下であれば痩せるということになります。
この体重・60キログラムの人が体重を50キログラムまで減量したいと考えたとしたら、50×30=1500Kcalで、その差300Kcalです。即ち、一日の消費カロリーを300Kcal落せば、目標とする減量体重に向けて減量できるという計算になります。さらに、一日に300Kcalずつ一ヶ月(30日)減らしてゆけば、一ヶ月で、1000グラム、即ち1キログラム痩せることができるという計算になります。300Kcal×30日÷9=1000です。これは、脂肪だけを考えて、脂肪を1グラムあたり9Kcalとみた計算です。このようにカロリーを計算して目標をしっかりと立てれば、効率的に効果的なダイエットができるのではないでしょうか。